清山会について

清山会合氣柔術とは

水戸藩の為政者を援護し暗殺などから防御していた一族に伝わる非公開武術。明治維新後、廃藩置県に伴いその武術の一部は他府県にも流出し、一部は「近衛兵」として天皇の警護にも当てってもいたが、「茨城県」内で農家を営みながら細々と伝承されていた。14代目に当たる「会主」は、米国からの帰国後、武術の継承と武術理念の存続を考えて「会」を設立し今日に至っている。

清山会合氣柔術の術理とは

人間や他の動物の生体機能を司る「自律神経」の制御を主眼とし、毒物や細菌などによる攻撃にも「鍛錬」によって耐えうる代謝機能を獲得することを目指す。特に人体においては、内臓や筋肉の動きの指令系に対して働きかけ、肉体的な筋力や体力に自信のない「婦女子」や「老人」が護身の為に用いることが出気る技術である。元来、高級武士(御殿内官職)が丸腰で殿様を警護するために用いられていた技術であり、「自律神経」の深い理解によって「即座」の救急や救命にも用いられていたといわれている。

技術体系

基本的には「柔術」の体系であり、体全身の「無理のない」動きを護身や防衛に使う技術体系を持っている。特徴は、痛みを与えることを「技の中心」におかず、抵抗できない状態へ導くことが技の中心となっている。